言葉:ワード・オブ・マウス | TriangleSight.Net

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  • 2017/07/09 20:51

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  • ワード・オブ・マウス(Word of Mouth)は、1984年11月にリリースされたキンクスアリスタ・レコードでの最後のアルバムである。イギリスではアルバムに先駆けて8月に「グッド・デイ」と「トゥー・ホット」が発売された。これは丁度その時期に恋人であったプリテンダーズクリッシー・ハインドとの別離があった時期であった。翌年夏にアリスタ・レコードキンクスとは契約更新をせず彼らは編集盤ベストである『カム・ダンシング・ウィズ』を最後に契約を失った。1986年3月にイギリスではロンドン・レコードとアメリカではMCAレコードと契約を結ぶ迄、無契約状態が続いた。契約の無い間、彼等はEMIアトランティックを含む数社と交渉したが最終的にはDecca時代は老舗であったが当時インディー状態であったLondonと契約を結ぶ事になった。前年1983年秋にデイヴの脱退騒動以来活動が停滞していたキンクスであったがその間レイは英国でのテレビ向け映画『リターン・トゥ・ウォータールー』の撮影、編集、サウンドトトラックの製作に追われていた。収録曲の大半が仕上がり掛けた頃、出戻りしたデイヴが事もあろうか結成以来のオリジナル・ドラマーであるミック・エイヴォリーをクビにしてしまい後任にジムの元同僚である元アージェントボブ・ヘンリットを連れてきてしまった。レイはミックに対して詫びのつもりか彼を彼等のレーベル(と言うよりスタジオである)コンクのスタッフに迎え入れている。製作途中でドラマーが変わった為、アルバムの色が変わってしまいサウンドトラックから半分、ボブ加入後の新録音から半分と言う統一感の無いアルバム像になり前作迄のファン層を大幅に失い久し振りにセールス的に大きな失敗に終わってしまった。この事もアリスタを離れる遠因になった。翌年発売されたリターン・トゥ・ウォータールー』のサウンドトトラックの方が統一感のある仕上がりになったのは皮肉である。楽曲としては個々に粒だっており作品としては高水準である。故に録音やアルバムのまとめ方の失敗が残念でならない。このアルバムから彼等の後のステージに於いて重要なレパートリーとなる「ドゥ・イット・アゲイン」「リビング・オン・ア・シン・ライン」等が含まれているのも見逃せない。収録曲の「マッシブ・リダクションズ 」は「ベター・シングス」のイギリスでのシングルのB面で発表済だが本作とは録音が違い本作はボブとの再録音テイクである。色んな意味でキンクスの迷走した時期でジャケットを始め様々な面で迷走した。アルバムのデザインに内袋や歌詞カード等が含まれなかったのもアリスタ・レコードでのアルバムでは唯一である。

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